今回は、2019年年4月30日に発売されたROCKIN’ON JAPAN 6月号の「平手友梨奈の17年」ロングインタビューから3回目を迎えたアニバーサリーライブについて書きます。
このブログは最近、欅坂46のファンになった管理人が少しでも欅坂46を知ってもらうためと、自分の記憶のために書いています。
2019年5月現在は、欅坂46の8枚目シングル「黒い羊」、そして、3回目のアニバーサリーライブなどの情報をお届けしています。
- 1. ROCKIN’ON JAPAN6月号のインタビュー・概要
- 2. 5回目:ROCKIN’ON JAPAN 2019年6月号(4月30日発売)
- 3. なぜ、アニラでシンクロニシティーをパフォーマンスしたのか?
- 4. これまでの小栁大輔氏によるインタビュー
ROCKIN’ON JAPAN6月号のインタビュー・概要
「生い立ち、記憶、
欅坂46との出会いと自らの物語
その目に映してきたもの、そのすべて」
と題して、今までなんどもインタビューをしてきたROCKIN’ON JAPAN の小栁大輔氏がインタビュアーです。
小栁大輔さんはこれまで平手友梨奈に15歳、16歳、17歳とインタビューをしていて、今回、18歳になる少し前のインタビューまでで実に5回にも及ぶロングインタビューを行なっています。
今回はその5回目のロングインタビューです。
5回目:ROCKIN’ON JAPAN 2019年6月号(4月30日発売)
このインタビューは17文字30行の4段組で12ページに及びます。見出しが4段抜きの3行分×6Pを使っているので、まあざっと2万字くらいのロングインタビューになっています。
冒頭の1段目では今回のインタビューの目的などを丁寧に説明していて、そのあと、6段弱を使って、アニバーサリーライブのことを聞いています。
なぜ、アニラでシンクロニシティーをパフォーマンスしたのか?
この部分で一番重要だと私が個人的に思ったのは、
1)平手友梨奈は今回のアニラの演出、制作にほとんど関わっていない
2)シンクロニシティーは平手友梨奈が本当は欅坂46でやりたかった楽曲だった
という2点です。
1)について、平手友梨奈は今までとは違うライブとの関わり方をしたと言ってます。しかし、アニバーサリーライブに関しては2018年にはそもそも出演していない、2017年のアニラについては「嫌で嫌で仕方なかった」とこの後語っています。
自分が一度は何も関わらないでやるっていうのも自分のためにも、グループのためにもいいことなのではないかと思い、すべて任せてしまったという平手。
そう言いつつも毎回、迷いが尽きない。一度も納得したことがないという平手友梨奈です。
つまり、この発言はアニラ以外の今までのライブについては責任感を持って、演出なり、制作に関わってきたことを意味します。
なんていうか、あまりにも自己肯定感がなさすぎる、とも思うのですが、奇しくも秋元康氏が平手友梨奈のことを「常に不安を抱いて寝る子」と表現していますが、その通りなのかもしれません。
2)については、2018年のラジオ「秋元康三昧」という坂道シリーズのプロデューサー秋元康氏の60歳のバースデイ特別番組での話に出てきた、「平手友梨奈、秋元康に激怒」の真相を語っています。
これ、当時Youtubeに上がっていたので聞きました。
現在、2019年5月なので、まる1年前の出来事ですね。このラジオ。
そして、私はまだよくわからなかった。秋元さんが「生存確認」とか言ってるしね。何だろう?と思っていたら、どうやら、この時、平手友梨奈は映画「響」の撮影に入っていたんですね。
2019年3月6日にBlu-ray&DVDが発売されました。その特典映像を見た時に、映画自体のクランクインが2018年4月28日だったのですが、平手友梨奈のクランクインは2018年4月29日でした。
欅坂46はその直前、2018年4月6日にデビュー2周年を迎えているんですよね。その大事なアニバーサリーライブを全て欠席してこの映画「響」に望んだということです。
2018年6月1日がクランクアップでした。なので、5月3日というのはちょうど撮影に入った直後の出演だったようです。
平手は2018年のアニバーサリーライブには出演していません。2018年は4月6、7、8日に行われたアニラは平手友梨奈抜きのアニラになり、当時のメンバーにとっては、大きな転機ともなったライブであり、平手がいないことでそれぞれが気づきを得たり、たくましくなるきっかけにもなったライブだったようです。
3回目のアニラでの唯一の目玉ともいえたシンクロニシティ
そして、まさかの「シンクロニシティ」が実は平手友梨奈が秋元康に「歌いたい」と願った楽曲だったとは。
この曲は2018年4月25日に乃木坂46の20作目のシングルです。
しかし、このデモ音源を聞いた平手友梨奈が「大好き」というほどの曲だとは。。
もし、この曲が欅坂46にきていたら、もしかしたら、その前の「ガラスを割れ!」はなかったかもしれませんね。
そして、欅坂46のイメージはもしかしたらまた少し違ったものになったかもしれません。
平手友梨奈はこの曲のためだけにアニラに出演したと言えるではないでしょうか。
「シンクロニシティをやらせていただいたんですけど、あれがやっぱり自分的に大きくて、すごく好きな曲だから、届けたいなって思ってた、多分それしかなかった。そのためにやったっていう感じもあります」
ROCKIN’ON JAPANA 6月号 平手友梨奈インタビュー
いつかどうしても欅でやりたくて、やらせてもらったっていう感じです。(略)感動とか関心っていう感情を与えられるところがなかったから、やるべきだなって思いました
ROCKIN’ON JAPANA 6月号 平手友梨奈インタビュー
この「シンクロニシティ」に支えられてたと言っても言い過ぎではないということですよね。
しかし、そんな「シンクロニシティ」、東京でやるのか?やらないのか?ど王なんだろう?それは後数日後にわかります。
これまでの小栁大輔氏によるインタビュー
1回目:ROCKIN’ON JAPAN 2017年4月号(2月28日発売)
タイトル:欅坂46・平手友梨奈 1万字の独白
小栁氏の平手友梨奈に対する初めてのインタビューは1万字インタビューと撮り下ろしフォト全18Pの大特集となっています。
初めてのインタビューのせいか、小栁氏も平手友梨奈のことを「平手さん」と呼んでいて、初めまして感がすごい(笑)。
そして、15歳の平手友梨奈が「快活」に話す様子が思い浮かぶ楽しい感じのインタビューになっています。
平手友梨奈自身、この頃まだ書いていたブログに今回のインタビューについて言及しています。
こんばんは
2017年2月27日 平手友梨奈ブログより
明日発売のROCKIN’ON JAPANさんに私が出させていただきました。
こんな私が出させていただけるなんてありがたく思っています。
今まで語ったことのない私のパフォーマンスや曲に対する気持ち、そして今自分の事をどうみてるのかなどを正直に語らせていただきました。
是非、見ていただきたです。
あと、この日の撮影はずっといつか撮っていただきたかった…私がスタジオで本気でダンスしたのを撮っていただきました。
本当に嬉しかったですし、楽しかったです。
よかったら是非見てみてください。
よろしくおねがい致します。
2回目:ROCKIN’ON JAPAN 2017年12月号(10月30日発売)の別冊 44P 120分
タイトル:欅坂46・平手友梨奈 16歳の「独白」
これは、なんと本誌ではなく別冊なんですよ。だから、読めてないんです。これが発売された時は、私はまだ欅坂46のことを知らずにいたので。
そして、今読みたいと思って色々探すと、この別冊だけめちゃくちゃ高い値段で売られてるんですよね。3000円とか。もう信じられないです。
なので、これは永遠に読めないかも知れません。
しかし、早出しINTORDUCTIONで少しだけ載せてくれているのでそれだけを読みました。
欅坂46は、シングル『不協和音』と初のアルバム『真っ白なものは汚したくなる』のリリース、初の野外ワンマン公演「欅共和国 2017」、そして初の全国ツアーの開催と、デビュー2年目にして激動の1年を過ごした。
10月30日(木)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』には平手友梨奈が登場。『欅坂46 平手友梨奈 十六歳の「独白」』と題した別冊付録が封入される。その中で平手は、2017年の出来事をひとつひとつ振り返りながら、パフォーマンスや作品に懸ける思い、そしてメンバーへの思いを明かしている。120分にも及んだこのロングインタビューから発言の一部をお届けする。
インタビュー=小栁大輔 撮影=藤原江理奈
この5枚目のシングル「風に吹かれても」の衣装での表紙、いいですね。
2016年は急な坂道をグーンと登っていったという感覚なんでしょうけど、2017年は「激動」という言葉に集約される1年だったということでしょうか。
何度か心が折れそうになったこともあるけど、ずっと自分と向き合ってたかもしれないです、この1年は。結局はなんとかなったけど、ずっと追い詰められていて、悩んでたことは多かったかもしれない
2017年12月号 ROCKIN’ON JAPAN 別冊 平手友梨奈
できれば振り返りたくないことが多いかな。でも今思えば、きっとそれは大切なことだったし、私のなかでは怒りになって、エネルギーになったので。だからいいアルバムができたんだなとも思います
2017年12月号 ROCKIN’ON JAPAN 別冊 平手友梨奈
「自分は一体なんなんだろうな」って思う時もあります。それが勝手に楽曲やストーリーになってきちゃってるので、「これはなんなんだろう」という感じです、ほんとに。ちょうどそう思っていた時にいただいた曲がまさにそういうことを歌った曲だったり、だからこそ表現しやすかったり。「憑依型」って言われるけど、成りきってるわけじゃなくて楽曲が合ってきちゃってるので、そのままの自分っていう感じでもあります
2017年12月号 ROCKIN’ON JAPAN 別冊 平手友梨奈
「これを伝えたいんだ」っていうのはあります。そういうものがないとできないです、逆に。(全国ツアーは)見ている人がただのアイドルを見てるんじゃなくて、「何かを伝えたいんだな」と思えるライブにしたかったんです
2017年12月号 ROCKIN’ON JAPAN 別冊 平手友梨奈
初めてメンバーに本音を言いました。「表現ができない」って。「だから助けてほしい」って。すごい勇気がいったけど。そしたらすごいみんなが助けてくれた。初めて本音を言ったツアーでした。何回かメンバーが楽屋に来て「平手と話したい」って言ってくれて、そこで正直に話したし、「できない」って。みんながほんとに支えてくれたので助かりました、このツアーは
2017年12月号 ROCKIN’ON JAPAN 別冊 平手友梨奈
私が一番、読みたかった2017年のことを少しだけ語ってくれています。
2017年の欅坂46はデビューから1年を経て、2016年年末には異例のスピードで紅白歌合戦には出るわ、2017年の4月6日には、デビュー1周年ライブはするわ、4枚目のシングル「不協和音」は大ヒットするわ、夏には初めての野外ライブ「欅共和国2017」開催、2017年7月19日にはファーストアルバム「真っ白なものは汚したくなる」発売、その後には全国ツアーと忙しく、目まぐるしく動いた1年でした。
そういう中でのセンター・平手友梨奈の苦悩と葛藤を語っている貴重なインタビューです。いつか、別冊じゃなくてどこかに全文出ないかなー。
3回目:CUT 2018年10月号(9月19日発売)全30P 120分
タイトル:平手友梨奈、運命の役「響」と自らを語る
この回は、平手友梨奈が主演した映画「響」については語ったインタビューです。これはリアルタイムで買って読みました。
小栁大輔さんはこのインタビューについては以下のように語っています。
このインタビューは、平手さんにとって「響」を語る初めての場でした。
インタビューをしたのは、クランクアップ直後でした。こういうことはあまりありません。
完成した作品をお互いに観て、それから取材をするのが一般的だと思います。
でも今回はそうではなく、むしろ撮影が終わった直後にーーつまり彼女の中にまだ「響」がいるうちに、話してもらいたいと思いました。ファンの方は特に、そのタイミングで話を訊きたい、という気持ちをわかってくれるんじゃないかと思います。
彼女はとてもリアルな、響と平手友梨奈の間にある感覚、としか言いようがない赤裸々な話をたくさん訊かせてくれました。2時間のインタビューになりましたが、ほとんどすべてノーカットで掲載しています。
月川監督との対談もまた、ほぼノーカット。写真も、これはと思ったものはすべて掲載しています。響と平手友梨奈を結ぶ決定的な特集になっていると思います。
2018年10月号 CUT 平手友梨奈「響」インタビュー
ぜひチェックしてほしいです。
毎回思うんですが、小栁大輔さんのインタビューはとても丁寧で、そして平手友梨奈の言葉をそのまま届けようという真摯な姿勢を感じられてすごくいいです。ファンからしたら、平手友梨奈の生の声を聞ける貴重なインタビューです。
4回目:ROCKIN’ON JAPAN 2019年4月号(2月28日発売)
タイトル:告白「この1年の胸中、そのすべて」
このインタビューは、2018年を振り返って、この1年はどうだったのかを中心にインタビューをしています。
『ROCKIN'ON JAPAN』4月号(2月28日発売)には、欅坂46・平手友梨奈が登場。
JAPANでは1年4ヶ月ぶりとなるロングインタビューで、映画『響 -HIBIKI-』、「欅共和国」や夏の全国アリーナツアー、“ガラスを割れ!”“アンビバレント”、そして本日リリースの最新曲“黒い羊”まで、これまでの道のりのありのままを語ってくれた。
全26Pの大特集、ぜひチェックしてもらいたい。
以下、ロングインタビューより、発言の一部をお届けする。
インタビュー=小栁大輔 撮影=北島明(SPUTNIK)
自分が『響』をやれたこと、映画っていう世界に一歩踏み出せたきっかけを考えると、欅坂がなかったら自分はいなかったと思う。私は欅坂であるからきっと意味があるんだろうなと思ったから。だから私はもう1回欅坂に戻りました。戻らなきゃいけないっていう気持ちもあったし、でも……っていう気持ちもあったけど
ROCKIN’ON JAPAN 2019年4月号 平手友梨奈
演出とか、遠くからどう見えてるんだろうなとか、そういうことばっか気にして――『共和国』でいうと、旗を立てたいとか、色をもっとこうして印象づけたいっていうところから入ったので。だからそこがしっかりないと、自分のパフォーマンスができないっていう辛さはあります
ROCKIN’ON JAPAN 2019年4月号 平手友梨奈
うーん、何かに追われてた1年だったかな。それが責任なのか、時間なのか。みなさんに対する感謝の気持ちとか、なんか、いろんなものに追われてたかな。かといって、その前の年とか今が追われてないかっていったら、それもそれで違うんですけど。特に去年はそう思いますかね
ROCKIN’ON JAPAN 2019年4月号 平手友梨奈
(“黒い羊”について)欅坂のなかにこの曲があることで、ちょっと救われたじゃないけど、自分のいる意味をなんとなく感じたかもしれないなあ。あ、この気持ちを出せるんだって。たぶん、これはずーっとモヤモヤ悩んでたところの気持ちなんじゃないかなあ
ROCKIN’ON JAPAN 2019年4月号 平手友梨奈
●平手友梨奈(欅坂46)
2時間15分のロングインタビューで語られた願いと戸惑い、欅坂46としての自分、新曲“黒い羊”を歌う理由――胸中にあるもの、そのすべて