欅坂46の才女、メンバーの長濱ねるが2月9日13:00〜のラジオ「Billboard JAPAN 100 countdown」にてシングル「黒い羊」について語りました。
話はパーソナリティーの天野ひろゆきから質問を受けてそれに答える形で進みました。
歌詞はどんどん変わっていく
天野:いつも曲は歌詞も全部出来上がった状態で聞くの?
ねる:最初はデモ音源を聞いてどんどん歌詞を聞いていくんですけど、秋元先生も何回も書き直してくださったり、1行だけ変わって「この表現じゃない」と新しいのに変わったりして
天野:まずは仮みたいな感じからだんだん変わって、それで本決まりになっていくって感じなんだ?
ねる:そうです。
天野:その過程もずっと聞いてるわけ?
ねる:そうです。ここが1文字だけ変わったりとかして
天野:その段階ではどのパートを歌うとかどこでハモるとか
ねる:決まってないです。
天野:へー、でも歌詞もなんか意味深なね。周りとは自分がちょっと違って大変だ、みたいな、ね?
2019年2月9日 billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWNより
欅坂46のメンバーみんなが共感した「黒い羊」の歌詞
ねる:そうです。この曲が不思議だなーと思ったことが黒い羊っていう一人だけみんなから外れていると思っているこの曲を書いてるんですけど欅坂のメンバーがみんな、自分に共感したって言っていて、メンバーみんながそれぞれ黒い羊と思っているっていうのが、不思議、じゃないですけど、おもしろしいなーじゃないですけど、不思議だなーと思って。
天野:俺だけ仲間はずれっていうかそれぞれみんなそう思ってる感じ?
ねる:世の中の方とかも、白い羊というかいわゆる集団に属して頑張ってらっしゃる方の中にも自分だけ疎外感を感じてたりとか、そういう方に寄り添えるような曲になってるんじゃないかなと思います。
天野:自分だけ仲間はずれみたいに思わないでってこと?みんながそういうものを抱えているんだよ、みたいな?
ねる:はい、えーと、話しすぎですか?
天野:全然、なんならオーバーしてもいいですよ
2019年2月9日 billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWNより
欅坂46のアイドルを超えたダークな曲調の真骨頂
ねる:欅坂の曲ってアイドルなんですけど、笑顔きらきらで元気付けるっていうより、一緒にダークな気持ちになって一緒にしゃがみこんで寄り添うイメージがすごく強くて、この曲もまさにそんな曲じゃないかって思います。
天野:そうだね、欅坂の曲ってそういうの多いよね。
ねる:多いですよね。一緒になって悲しいことを歌ったりとか
天野:もし今自分が孤立してて仲間はずれだなって思ってても、実はそのお友達かもそう思ってるかもしれないよ、みたいなニュアンスを?
ねる:そうですね。まさにそうです。
天野:そうなんだ?ミュージックビデオみんなで見たんですよ。
ねる:そうなんですか?
増山:ここでミュージックビデオのご紹介を
冒頭、衝撃的なシーンから始まります。事件現場のようなところにワイドショーのリポーターが集まって、それを尻目に平手友梨奈さん演じる女性が彼岸花の花束をもってビルの中を行くんですよね。そして、混沌とした社会の縮図が見えてくるというストーリーなんですけども。
平手さんが抱きしめたり抱きしめらたり、突き放したり。
天野:そうそう!なんかねー
増山:そうなんですよ。インパクトのある映像です。
2019年2月9日 billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWNより
長回しで撮ることで自分目線を意識する?
天野:あれ、なんか長回しみたいな感じで撮ってるよね。
ねる:そうです、そうです。
天野:自分の目線みたいな感じでね。
ねる:そうです。カメラも一緒に移動してるんですけど、結構いろんな声をいただいてみなさんが色々解釈してくださって、すごくありがたいなーと思って。
一つの作品で色々な方向から全然違う解釈を言ってきてくださる方がいらっしゃって
天野:あー、これはこういうことを表してるんじゃないかって
ねる:そう、だからあまり言い過ぎない方がいいのかなって思うんです。私たちが。
2019年2月9日 billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWNより
長濱ねるの「黒い羊」解釈
ねる:私なりの解釈では
1階2階屋上とどんどん進んでいくんですけど、最初1階にメンバーがいて、今回のミュージックビデオは衣装もそれぞれ違って、それぞれがそれぞれの人間を演じていて、その時に監督さんからも一人一人説明があって、「あなたはこういうことで絶望しています」とか
天野:おうおうメンバー一人一人にね
ねる:みんな位置に、、、
天野:みんな悩みを抱えてるんだね
ねる:そうですそうです
天野:じゃあねるちゃんも?
2019年2月9日 billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWNより
長濱ねるは就職試験に失敗する就活生
ねる:はい、私は就職試験にうまくいかないで絶望している女の子なんです。
増山:そういうことでしたか。なんか、階段からねるちゃん降りてきますよね。
ねる:そうです。降りてきます。
天野:面接、うまくいかなかったみたいなイメージなの?
2019年2月9日 billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWNより
年齢的にも似たような境遇だからこそ共感できる役柄
ねる:そうですそうです。私も今、大学2年生の代なので、まさに同世代の悩みを抱えていて、1階の部分は割と平手演じる主人公が孤独を感じてる子たちに抱きしめに行って救おうとしていくんですけど、やっぱりそんなに簡単に心ってひらけないし、みんな、傷を負ってたり、闇を抱えてたりするとそんなに簡単にひらけないので、最初のうちは突き飛ばされたり、突き返されたりしていくんです。
天野:プロモーションビデオの1階の部分はそうなのね?
2019年2月9日 billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWNより
2階のシーンは平手友梨奈の子供時代を描いている
ねる:そうです。それでどんどん階段上がって2階にいくんですけど、2階は平手の子供時代のことを思い出したりする描写があって、そこの横を通って行って、2階にもメンバーがいるんですけど、ちょっとずつぶつかり合うとか、突き放されてもまた抱きしめに行ったりして、お互いに痛みを分かち合いながら、ぶつかり合って傷つけあいながら、わかり合おうとしてる部分を演じていて、その後、屋上に上がっていくんですけど、上がって行った後は、みんなで抱き合う触れ合う表現をしている、、、
天野:そんなストーリーがあったの?
ねる:ちょっと長くなりすぎました。。。
2019年2月9日 billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWNより
後略
長濱ねるは今回フォーメーションでいくと、3列目のセンターです。今後、ライブやテレビでのパフォーマンスがどうなるのか楽しみです。
この場面の後、齋藤冬優花みたいに屋上に走って行ったのかな?