このブログは最近、欅坂46のファンになった管理人が少しでも欅坂46を知ってもらうためと、自分の記憶のために書いています。
2019年3月現在は欅坂46の8枚目シングル「黒い羊」とそれにまつわる様々な情報を発信しています。
絶望の世界のその先にある世界を描いたMVのテーマは「向き合うこと」
「黒い羊」という楽曲では‟向き合う”ことが物語の大きな鍵になっています。
2019年3月3日 RealSoundより
MVには世の中に辟易としている登場人物が登場するんですけど、その人が辟易として生きるその世界の奥に、もうひとつの世界があって……歌詞の裏にある叫びが聞こえて初めて、この楽曲やMVに込められた世界観が伝わるんじゃないかと思います。表面上で聞こえる言葉と、その裏で叫んでいる言葉、歌詞には2通りの意味があると思うんです。
このMVではその、歌詞の裏にある主人公の叫びというものが少し垣間みれるのではないかと感じています。
これはこのMVの監督をした新宮監督も雑誌BRODY4月号で語っていましたが、「黒い羊」の歌詞はその先にある世界をこのミュージックビデオでは描いているのだそうです。
その先、その裏、とは一体なんなのか?
黒い羊の「黒」とは心の形の色
誰もが日常的に白い羊を演じているけれども、その心の中には黒い羊が潜んでいる。
2019年3月3日 RealSoundより
そういうコントラストが見え隠れするのもあのMVの魅力だと思っています。
1階、2階、3階で違う心のフェーズ
1階、2階、3階で起こる出来事では心象の階層を分けた動きにしました。
2019年3月3日 RealSoundより
あのMVに出てくる1~3階のシーンではそれぞれ心のフェーズが違うんです。
人と‟向きあう”ことにも段階があることを話しながらメンバーのみなさんとは世界観を共有していきました。
この階層で違うものを描くということは
雑誌「rockin’on JAPAN」4月号の平手友梨奈単独インタビューで平手自身が答えている内容とリンクします。
1番、2番が結構辛かった平手友梨奈
歌詞のことを言っていると思いますが、1階の部分では1番が歌われるわけですが、まずは絶望の共有をしないといけない主人公がいます。もちろん、平手友梨奈です。
その主人公が1階で(1番で)受け入れてくれる人とそうでない人と向き合わなければならない。1階では受け入れてくれる人がいたからまだ耐えられたけど、2階になると2番サビ前に自分の心である「彼岸花」さえも捨ててしまう。そしてサビでは誰も受け入れてくれず、相当辛いものになったと平手友梨奈自身が語っています。
この平手友梨奈のインタビューについてはまた後ほど詳しく書きたいと思います。
曲を重ねるごとにメンバーの解釈がどんどん深くなっている
TAKAHIRO先生はメンバーとの曲の共有というのをデビュー曲からずっとやってきていて、表題曲だけではなくカップリング曲を入れると相当な数に上ります。
だからこそ、パフォーマンス力だけでなく、曲への解釈の深さがどんどん深まっていると語っています。